不動産業界

不動産は、担保価値及びリターンの水準において、最も優良な投資対象の一つと考えられて参りました。リーマンショック後の金融危機により、不動産市場は一時縮小傾向を見せたものの、近年は金融危機前を上回る回復を見せ、史上最高の業績を残しています。その背景には、日本の投資家が、ヨーロッパ、特にドイツの不動産に興味を向けているのと同時に、海外投資家が、日本の不動産の魅力的なロケーションに価値を見出し始めたという事情があります。このように、過去数年の市場における海外投資家の割合は劇的な伸びを見せ、特に、東京はアジア太平洋地域の不動産投資市場において有数の投資市場となっております。

当事務所は、不動産投資に限らず、海外で事業展開を行う際の土地取得(再生可能エネルギー等)、オフィス建築、その他インフラ事業等、様々な形態の不動産取引についてのリーガルサポートを提供いたします。ドイツ及び日本の不動産市場の現状に精通し、事業用不動産から居住用不動産にいたるまで、幅広い分野でリーガルアドバイスを提供しております。

不動産投資、都市開発、不動産購入のいずれにおいても、当事務所はクライアントの取引を全面的にサポートいたします。海外投資家に対して、不動産流動化商品の購入・不動産持分の購入、不動産ファイナンス取引のサポートを行う他、日本の投資家のドイツにおける不動産購入のサポートも行います。

なお、日本における不動産投資ファンドの典型的な仕組みとしては、匿名組合合同会社(TK-GKスキーム)か、特定目的会社(TMK会社)が用いられます。

サポート内容の具体例

  • リーシング契約、売買契約、建築契約等の交渉及び契約書の作成
  • 日本及びドイツにおける不動産投資ファンドの設立
  • 日本における不動産投資信託(REIT)の設立
  • 日本及びドイツにおける税制面に配慮した投資会社の設立
  • 土地に付着した抵当権等に関するデュー・ディリジェンス
  • 既存の投資スキームの分析や、新たな投資スキームの検討
  • 不動産ファイナンスに関する法務
  • 不動産証券化に関する法務
  • 不動産関連の法律や規制に関する法務